総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】

何かを決意したようなその瞳は本当に真っ直ぐで。



まるで、獣のように。



美しかった。



その瞳に、あたしだけが映ればいいのに。



そう・・・思ってしまった。



今、絶望を味わったばかりなのに。



大切な人がいることを知ったばかりなのに。



バカだ・・・・あたし。
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