ヤンキー少女は恋をする!?①
でも、夏帆は最近勉強し始めたなぁ・・・・・・


努力すれば、あたしらみたいに天才とかなりそうじゃない?


そう心の中でぶつぶつ言ってると・・・・・


「羽並茹月!」


「はい?」


「席を決めるから廊下に出ろ」


誰?1-Dの教師?


ガリガリのほそほそじゃん!


でもこうゆう体型で頭いい人っているよね~


それってあたしが嫌いなタイプなんだけどっ!


仕方なく、先生みたいな人が“廊下に出ろ”と言ったので


トボトボ廊下に出た。


「席なんかどこに座ってもいい風にすればいいのにな~」


だれでもそんな風になりたいとか思ってると思うよ。


そう言う沙希は頭悪いんだから一番前のほう行けよ。


「よし、全員廊下に出たかー?じゃあ名簿の順番で行くからな。
まずは安藤!一番前だ。次は―――――――――――」


たくさん人が廊下にいたのにどんどん少くなっていく。


「じゃあ、次は女子4人は一番後ろだな。まず斎藤夏帆、お前はここの席だ」


夏帆は廊下側の一番後ろになった。


「次は内藤沙希、お前は廊下側から2番目だ。それで次は新野未葵、お前は窓側から2番目だ」


葵はあたしの隣だった。


「最後は羽並茹月だな。お前は頭がいいからほかっといても大丈夫だな。よし。
窓側の一番後ろだ」


ちょいちょい待て―――――!

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