ヤンキー少女は恋をする!?①
なにが“お前は頭いいからほかっといても大丈夫だな”なんだよ!


頭いいからってあたしはヤンキーだぞ?


事件とか起こしてもいいのかよ――――!?


「よし、じゃあ先生の自己紹介がまだだったな。先生は田中洋介と言う。
みんな、よろしくな!」


なーんだ。


やっぱり先生じゃん。


ガリガリのほそほそ先生。


生徒から好かれないだろうな。


「よし、以上で1時限目を終わる。今から放課だ」


先生が言ったと同時にクラス全員が動き出した。


うちに一筋の3人は先生に呼び出されいなかった。


あたしは1人でぼーっと過ごしてた。


そんな時、3、4人集まっている男子の話し声が聞こえてきた。


「なぁ、知ってるか?最近ここら辺にめちゃめちゃ強いヤンキーがいるの!」


「ああ!おれも知ってる!なんか相当かわいかったぜ!」


「相当かわいいなら、モデルとかやりゃあいいのになぁ」


「モデルとかに興味ないんじゃね?」


「ああ!それもあるかもな!」


なんだよお前ら。


あたしに聞こえるように言ってんの?


ボコられたいのかなぁ?


ぶつぶつ言ってると・・・・・・


「ゆーづき!帰ったよ~」
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