ヤンキー少女は恋をする!?①







「茹月ー!どこに行ってたの!?」


「あんたが無理やりあたしの口に食べもん入れてきたからトイレで吐いて
めまいがしたんだけど」


「・・・・・っ!」


「どうしてくれるかなぁ?」


うつむく沙希。


「もういいよ。今度やったらゆるさないよ?」


「うん!了解で~す」


さっきのは戸惑ってたのか・・・・・。


そして会場に戻ったのはいいんだけど。


食べる気がしない。


そういえばさっきの人は誰だったんだろう?


~ピーンポーンパーんポーン~
『これをもちまして新入生歓迎会を終わります。
生徒のみなさんは全員部屋に戻ってください』
~ピーンポーンパーンポーン~


「もう終わりかぁ・・・・・もっと食べたかったなぁ」


「沙希、喧嘩のことも考えろよ?」


「わかってるってばぁ。でも・・・・・まだ食べたいっ!」


だったらレストランにでも行って大量に食ってこい。


そうすりゃあ幸せじゃねぇーの?


・・・・・それより。


あの“遺体”はちゃんとなくなってたようだしね。


やっぱもっと暴れようかな。
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