ヤンキー少女は恋をする!?①
全世界に“復讐”しないといけないしね。


あの恨みを今度返さないと・・・・・。


じゃなきゃ、あたしの気が修まらない。


「夏帆達、あの“計画”今から始めるよ」


「ああ、あの“復讐”でしょ?わかったよ。あとで“あれ”に書いておくからさ」


「じゃあ沙希はネックレスに“あれ”をかければいいんだね?」


「じゃあ最後に葵とあたしは周りの警戒っと言ったところかな」


話し合いはずんずんと進んで行き、あとは全員あたしが言ったことに従った。


――――――その夜。


――――――コンコン。


「ん・・・・・?どちらさまですか」


身長は平均ぐらいだった。


「あの・・・・・これ扉の前に落ちてたので渡しにきました」


「ああ。どうもありがとう。親切だね。君」


「そ、そんな!でもほめられるとうれしいです」


「君の髪の毛・・・・・すごく白いね」


「そうですか?照明のせいでそう見えるだけじゃないですか?」


彼女の髪の毛はまるで空にある雲のような白さ・・・・・・


「そ、そうかもしれないね・・・・・」


男はちょっと彼女のことが不思議に思えた。


「君、しゃべらないの?変な人」


彼女の眉がピクリと動いた。


「そうですか。変な人ですかね?」


笑いながら言った彼女。口は笑ってても目が笑っていない。

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