ヤンキー少女は恋をする!?①
「おねえちゃーん!一緒に遊ぼうよー!」


「いいよ。何して遊ぶの?柚木」


「ボールがいい!」


「じゃあ持ってくるからここでちゃんと待っててよ?」


「うん!!」


時は自分が中学に入学してから1週間たつ頃・・・・・


そう。


これは今で言うと3年前・・・・・





「えーと、ボールってどこ?」


倉庫の中をガサガサと探す。


「あ、あった!」


このボールは妹の柚木が気に入っているピンクのボール。


外で遊びに行く時、柚木はいつもこのボールを持って遊びに行っていた。


「柚木ー?柚木の大好きなピンクのボール持ってきたよー」


「お姉ちゃんー!こっち来てー!」


柚木の声が公園の隅のほうから聞こえてきた。


公園の隅のほうに行くと。


「おねえちゃん!変わった石があったー!」


「本当だね。それの石は柚木に拾ってほしかったんじゃないのかな?」


「柚木に拾ってほしかったの?この石君」


「多分そうだよ。拾って柚木の宝物にしたらどうかな?」


「うん!柚木、この石大切にする!」


「柚木が拾ってくれたから石君もうれしそうだよ」
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