ヤンキー少女は恋をする!?①
「うん!柚木、一生この石君大切にする!」


「柚木はいい子だねー」


柚木が石をしまった。


柚木とボールで遊んで30分後・・・・・


「柚木、もうすぐ3時だからおやつ食べに行こうか?」


「おやつなにがあるのー?」


「見ないと分かんないかもね。お家戻ろう?」


「うん!」



柚木はあたしが言ったことを全部聞いてくれた。


柚木はあたしにとって一番大切な存在だった。


そんなはずだったけど――――――――――――




柚木と遊んでから3日がたったある日。


そう。


この日が柚木がある事件に巻き込まれて記憶喪失になった日。


事故があった時間は午後4時・・・・・


いつものように柚木と一緒に近くの公園に来ていた。


「お姉ちゃんー!ボール投げてー!」


「じゃあ投げるよ?はい!」


軽く柚木に向かって投げる。


何回か繰り返しやっていた。


その時――――――――――――



< 27 / 58 >

この作品をシェア

pagetop