ヤンキー少女は恋をする!?①
「柚木・・・・・生きてたの?」


「お姉ちゃんが・・・・・約束破ったから・・・・・
喧嘩する前に、お姉ちゃんに攻撃しとけば・・・・・
お姉ちゃん喧嘩するとき、苦しむでしょ?」


そうゆうことか・・・・・


あたしが言ったことは聞いてなかったの?


「あたし・・・・・心の中で言ったんだよ?
それを柚木はただ聞いてたふりで・・・・・
本当は聞いてたんでしょ!?それでよく
そんなかとが言えるね!柚木、あんたは最低だよっ!!」


「柚木の気持ち・・・・・わかってくれないの?」


「はぁ?」


柚木の気持ちなんかわかるわけないじゃん。


それよりか、なんで考えないといけないの?


「お姉ちゃんに・・・・・もう一回だけ、遊んでほしかったんだよ?
ただそれだけが柚木の願いだったのに」


「・・・・・!」


「お姉ちゃんが柚木の事そう思ってるとは知らなかった」


「だってさ、もう柚木がいなくなってから3年も経ってるんだよ?
それで、柚木の事ずっと覚えてろっていうの?
ふざけないでよ」


「柚木のことはもう忘れたの?」


「うん、まっさらな気持ちで忘れたよ。
あの時ずっと隣にいたらね?ちゃんと覚えてたよ。
でも柚木、“あんた”は死んだからねぇ」


「お姉ちゃん、そう思ってたんだ。柚木の事」


「妹なんてどうでもいいってね?わかったでしょ?
あたしの気持ちも。だからあたしの目の前から消えて。
目の前にいると目ざわりでしょうがないんだよ。
うざいから消えてくんない?」


「柚木はもう消えるから、お姉ちゃん元気でね?あーあ、最後に
お姉ちゃんの記憶、戻そうと思ったけどね。
そんなにひどいこと言うなら記憶戻さなくてもいいよね?
3年前の柚木が刺された時の記憶。お姉ちゃん思い出させないようにしてるの。
だってね?柚木がお姉ちゃんの記憶袋の中から取り出したからなんだよ?
さぞかし戻してほしいんでしょ?」
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