ヤンキー少女は恋をする!?①
そしてみると案の定。


聖夜はすやすやと寝ていた。


冷房をかけないで、聖夜は暑くないのかな?


あたしは、ちょっと暑い。


夏の制服は好きだけど、夏自体はあんまり好きではない。


いろいろ考えることが多く、


なかなか起こすことができない。


やっぱり来ないほうがよかったかなぁ?


あれ?


いつのまにこんなかわいい口調に・・・・・・。


しかも、慣れているような感じが・・・・・・。


てか、もうこの口調になれたの?


じゃあ、もう前みたいな口調には戻れない?


嘘でしょ・・・・?


あたしってこんなに覚えるの速いの?


・・・・・・・。


そうだ、聖夜おこしに来たけど


無理やり起こさせるのは悪いからやめておこう。


そう思いながら聖夜の部屋を出て行った。


「あれ?君って羽並茹月だよね?聖夜の部屋で何してたの?」


自分の部屋に向かおうとした時、誰かに声をかけられた。


「あれ~?もしかして、昨日言ってたことが本当になったんじゃね~の~?」


「違う」




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