ヤンキー少女は恋をする!?①
今すぐぼこりたかった。


「ていうか、君かわいいねー!どこの中学から来たの?」


「あたしに話しかけないでくれる?」


あたしがそう言うと彼はすぐ話をやめた。


・・・・・きつく言いすぎたか?


いやいや!あたし普通に軽く言っただけなんだけど・・・


もしかして・・・本当にあたしが言ったことをしたのか?


「茹月~!」


「どうかしたの?」


「どこ座ればいい?ここでいいの?」


「名簿順だろ?それぐらい覚えとけよ」


沙希・・・すげぇーバカだ。


うん。本人はわかってなくても周りから絶対バカだと思われる。


これはかならず確信できるな。


1人でうなずいていた。


「茹月、髪の毛になんかついてるよ?」


夏帆が言った。


はぁ?なにがついてんのよっ!


「茹月動かないで!・・・・・・取れたよ」


「白い・・・糸くずみたいだね。あたしが預かっとくよ」


葵が手を出しながら言った。


「そんなのごみ箱に捨てに行けば済むことじゃん!」


「沙希、入学式始まってるよ」


「声・・・・・大きすぎた?」







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