先輩とあたし【完】
story*6
今日から3日間は幸せな日。
春休みの合同合宿に耐えるための私たちの学校だけで合宿。春休みの合同合宿は脱落者は半分くらいいるらしい。
合宿のために備える合宿なんて聞いたことないけど、でもサッカー部でいれるなら幸せ。
「今日からサポートよろしくな」家まで迎えに来てくれた俊哉先輩と一緒に集合場所へ向かう。
「はい、任せてください。先輩も頑張って下さいよー」先輩に引っ付きながらそんなことを言う。
「去年は俺、この合宿も脱落しそうになった。でも、今年は好きな奴が一緒だからな。頑張れる」そう言いながら私の手を握ってくれる私の好きな人。私は先輩に微笑んだ。