先輩とあたし【完】

そんな日を過ごしながらいつの間にか先輩たちの引退の日になっていた。
引退前日は大泣きしながらマスコットを作った。

先輩に一人ずつ渡していくとまだ試合も始まっていないのに泣いていた。

「准弥先輩…はい」最後に並んでいた准弥先輩。先輩は照れくさそうに笑っていた。
「ありがとう…頑張るわ!!」歯を見せながらまた笑い私も微笑んだ。

試合は勝つことができた。みんなで抱き合いながら泣いていた。

夕焼けがかかるころには1、2年でKiroroのbestfriendを唄った。私も先輩の引退を実感して泣きながら唄った。
私たちマネージャーと2年男子で作ったコルクボード。
たくさんの思い出の写真を貼って渡した。
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