先輩とあたし【完】
「ハンバーグとられたのもムカつくけど何でいつもちょっかいかけてくるんですか!私、何かしました?」稲森先輩に真剣に伝える。
「ちょ、伊織っ」隣に座っていた友達が私の腕を揺する。
確かに先輩にここまで言うのはタブーかもしらん。けど、腹立つもん。
別に可愛くないのんも分かってるし冗談半分なんも分かってるけど、何回も可愛くないとか言われたら傷つくし。
「あ、ごめん…ははは」誤魔化すように笑う稲森先輩。
「もういいですから、帰ってください」
「お、おぅ。そーするわ」多分みんな苦笑い。こんなにうざい先輩知らんわ。
まだ入学して6ヶ月やで?
ありえへん。