私の彼氏


お弁当のふたを開けた瞬間、


ギョッとした顔をした。


「優…里…。」

「なぁに?」

「こんなん食えるかよ…。」


「えっ?!何で?」


あたしは純くんの顔が作ってあるお弁当を見る。


「俺なぁ?友達と食うんだよ。
こんな自分の顔の弁当食えるかっ!!」


「優里のお弁当、食べないの?」


「ああ、無理。」


「うぅ…。」


そしてあたしは泣いた。



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