私の彼氏
「もう、純くんなんて知らない!!」
そう言って学校方面にダッシュで走って行く優里。
俺は優里が見えなくなったら、
携帯を取り出していじった。
うざい女がいないと気が楽だわ。
でもしかし。
俺が気楽に歩いてる前から、
デッケー音が聞こえてきた。
ダダダダダダダッ!
「うぅ~わぁー…。」
俺は恐怖で自分を抱き締めた。
ドンッ!
俺にぶつかって来た奴。
「何で純くん追いかけて来てくれないのー?!」
とか言って泣いてる奴。
「優里…。それが目的?」
ほんとに自分勝手な奴。
「よしよし。学校行こうな。」
「うん…。」
こいつ、重すぎる…。
でも、俺はこんな彼女が好きな訳です。