過去より、もっと良い恋をあなたと・・・

その姿に見とれていて、我を忘れていた。

『おい。大丈夫か?具合悪いなら今日じゃなくても良いんじゃねーの??』

わっ!

しまった!!

私、何見とれてるんだろ//

相手は五十嵐だよ!?

ダメダメダメ!!!!!

『あっ!ゴメン。大丈夫だから!!』

なんか五十嵐の頭に?マークが・・・

『なら良いんだけど。具合悪かったらスグに言えよ?』

『うん!ありがと♬』

前に向き直って1、2歩進んだところで五十嵐が何かをふと思い出したかのように、もう1度私の方に振り返った。

『そーいえばさっき、何か言いかけなかった?』

『あっ!それは、謝りたくて・・・その。』

え、えーっと。

言わなくちゃ!

『さっきはゴメンナサイ!!人前であんなこと・・・恥ずかしかったでしょ?』

頭を下げて謝った私はゆっくり顔を上げた。

『何言ってんの?』

『へっ?』

思わず、変な答え方をしてしまった。

『そんなことで恥ずかしいとか思う訳ねぇーじゃん。』

『えっ?じゃあ、何で止めてくれたの??』

不思議でしかたなかった。

だって、恥ずかしくなかったら止めないよね?

『ソレ、言わせんの?』

えぇぇぇぇぇー!!?

そんなに言いづらいこと言わせよとしちゃったの!?

『い、いや、嫌なら言わなくても・・・!?』

いきなり、左腕を引っ張られ階段下へ。

『ちょ、五十嵐!?』

五十嵐は私に抱きつきながら、耳元で言った。

『可愛すぎたから、周りの奴に見られたく無かったんだよ。』

ドキッ!

え?

えぇぇー!?

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