過去より、もっと良い恋をあなたと・・・

そして、入学して次の日。

自分の机に向い、荷物を置いた瞬間に･･･

『おっはよー♪清野サンだよね！？』

驚きながらも冷静に答える愛菜。

『おはよ♫うん、そぉだよ！どーして？』

『いや～綺麗な子だから気になっちゃって！友だちにならない？』

この子スゴク元気な子だなぁ～

『綺麗って大袈裟だよ(笑)嬉しい！友達、大歓迎↑↑』

『ホントに！！？超ー嬉しい↑↑↑↑うちの名前は、作条真海｡』

『真海って可愛い名前だね！私も改めて、清野愛菜｡ヨロシクネ♬』

『こちらこそ！愛菜って呼んでもイイ？』

『全然良いよ！！私も真海って呼んで良いかな？』

『愛菜だから、100%OKしちゃうよ！』

友だちに〈愛菜〉って呼ばれるの久しぶりだなぁ～

自分の名前呼ばれるのってこんな感じだったっけ？

『愛菜？大丈夫？？』

『わっ！ゴメン。ちょっとボーっとしてただけだから･･･』

マズイ。あの時のことは思い出しちゃ駄目！

二度と同じこと繰り返したくないから･･･

『そぉ？ならイイんだけど！何か悩み事が合ったら言ってね？』

真海は優しい。こんな子を裏切っちゃいけない！！

『ううん！ホントに大丈夫だから気にしないで。ありがと♬』

キーンコーンカーンコーン・・・

『あっチャイム。座らないとね！』

真海が寂しそうに言った。

『楽しい時間は過ぎるのが早いね･･･↓↓↓』

『ホントだね。でも、これからずっと一緒だから！！』

愛菜の言葉を聞いて元気を取り戻した真海は、

『そーだよね！ずーっと一緒だもんね♬それに｡』

言葉を言いかけて席に着いた真海。

その席は、

『驚いた？うちの席、愛菜の後ろなの！』

『それならそーと早く言ってくれれば良いのにぃー』

少し意地悪な顔をしながら笑っている真海。

でも、この子の笑顔を見ていると私まで笑顔になっちゃうよ！