過去より、もっと良い恋をあなたと・・・

「そーか?気が効くな~」

「いえ、僕は視力の関係で前の方が良かったので。」

「サンキュー!五十嵐、あそこ使ってくれ。隣がウルサイかも知れんが(笑)」

私はその言葉を聞いてちょっとムッとした。

きっと、真海もだろう。

あっ!

真海はそんなこと考えてる余裕無いか(笑)

そんなことを考えてるうちに五十嵐は席に付いた。

隣になっちゃったけど、そんなに接点持たなければ大丈夫だよね?

『五十嵐俊。隣、ヨロシク~』

いきなり!?

『あ、清野愛菜です。こちらこそヨロシクネ!』

なんかジーっと見られてるような・・・

『あの~私の顔になんか付いてます?』

しばらくしてから返答が来た。

『まつ毛、付いてる。』

そう言いながら左手を出してきた。

人指し指がそっと、私の頬に触れる。

『目、閉じて。』

『えっ?あ、うん・・・』

ゴメンネー真海。

この人の目をずっと見てたら体が逆らえなかった。

ちょっとくすぐったい。

『んっ・・・』

ヤバッ!

声出ちゃったよ~

恥ずかしい///////

それからしばらくして、

『とれた。目、開けて良いよ。』

『ありがと、お!?』

お礼を言いながら開けたら、顔が目の前に!!

『か、顔近いんですけど・・・』

『・・・』

なんで無反応なの!?

息があたる。

パニックになっていた私の唇に何か柔らかいものが触れた。

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