過去より、もっと良い恋をあなたと・・・

『結婚の話、お父さんお母さんにした?』

『一応考えてる人がいるとは言った。』

話してくれてたんだ。

『愛菜はまだだろ?』

『うん。』

私は両親とは別居中。

仲が悪くてそうしている訳じゃないけど・・・

『じゃあ、今度挨拶に行っても良いか?』

挨拶!?

『えっそれは・・・』

『愛菜ん家マンションだけど、一緒に住んでるだろ?』

いや~

それが住んでないんだよね。

言わなくちゃ!

『そのことなんだけど・・・』

『何?』

『私、1人暮らしなんだよね。』

『はっ?』

もしかして、怒っちゃった?

ゴメンナサイ!!

『黙っててゴメンナサイ。』

『いや、怒ってないから。ただ、ビックリしただけ!』

良かった~

『愛菜の実家に挨拶しに行かないとな!』

『えぇ!?』

『なんだ?何か問題でもあるのか?』

問題も何も私の家族は誠人の一件が合ってからそういう話になると、怒るんだよなんて言えないよ~

『と、とりあず私が家には連絡しとくから・・・それからじゃダメ?』

『別に良いよ!』

その日、私は家に帰ってからお母さんに電話をかけた。

『出ないし・・・』

大事な時に限って出ないなんて!

ピンポーン

こんな時間に誰だろ?

『は~い』

ドアを開けると、目の前に居たのは俊だった。

『今晩は!今日、泊まるから♪』

『えっ?』

『お邪魔しま~す!』

俊は私の横を通り家の中に入っていった。

『ちょ、ちょっと待って!』

『何?』

『と、泊まるってどどどういうことですか!?』

『えっ?そのままの意味だけど・・・』

そのままの意味って本気で泊まるんかい!!!

『愛菜が1人じゃ可哀想だと思って(笑)』

可哀想!?

だったら何でそんな顔して笑ってるの!?!?

どう考えても何か企んでるじゃん!

『一晩中一緒だね♪』

俊は私の頬に音をたててキスをした。

『チュッ』

『・・っ・・・///』

俊は小さく笑って、

『愛菜ってこんなことでも赤くなるんだね!』

なんか、今の俊小悪魔・・・

悪魔じゃない!?

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