過去より、もっと良い恋をあなたと・・・

「やっぱり、若い子って目の保養に良いわね♪」

『お母さんってば!』

なに俊の前で変なことを。

ていうか、今日はそんな話をしに来たんじゃなくて・・・

「あら~ゴメンナサイ。愛菜、お母さんに妬くなんて(笑)」

えっ?

別に妬いてませんけど!?

『愛菜、大丈夫だよ。』

俊まで勘違いしてる?

私、妬いてなんかいないんだけど・・・

「全く~こんなんじゃ俊くんが大変ね。」

はぁっ!?

今度は何を言い出すんだい?

話がついて行けないんだけど。

『お母さん、そろそろ本題に!』

「あぁ~そうだったはね!良いわよ~」

忘れてやがったなぁ!?

なんて母親だよ!!

『娘さんと、愛菜と結婚を前提にお付き合いさせて頂いています。』

なんか、凄い丁寧な挨拶。

凄いなぁ♪

「愛菜で本当に良いのでしょうか?」

『それは、どういう意味でしょう?』

そうだよ!

お母さん、どういう意味よ!!

「えぇ~だって、愛菜ですよ?俊くんには釣り合って無いって言うか・・・ねぇ。」

『お母さん。ソレって・・・』

『俺には愛菜以外考えられません!』

俊・・・

〝俺には愛菜以外考えられません!〟

スッゴイ嬉しい!!

今、多分顔真っ赤だと思う。

とても熱い。

「良かったわ。」

アレ?

お母さんの口調が変わった・・・

『えっ?』

俊も驚いてるみたい。

「愛菜、あなたは良い人を見つけたわね(笑)」

お母さん。

『うん!』
< 66 / 86 >

この作品をシェア

pagetop