過去より、もっと良い恋をあなたと・・・

『変更ってなぁに?』

『ドイツに行くの、高校卒業したらって話だったじゃん?』

『うん。』

『アレが高3になったら、行くことになったんだ!』

『えっ?』

早まったってこと?

そうしたら、私はどうすれば良いの?

私を置いてったりしないよね・・・

『それでなんだけど、その・・・愛菜はどうしたい?』

『置いて行かないで・・・』

私は俊の胸に飛び込んだ。

『愛菜?』

『1人にしないでぇ・・ぅぅひっく』

『大丈夫だよ。愛菜さえ良ければ連れて行くつもりだったし(笑)』

『ホントに?』

『本当に!』

そうだよね。

誠人のことを知ってる俊が私を置いて行くなんて言わないよね。

私って俊のことまだ理解しきれて無いのかなぁ(笑)

失礼だな~

体が熱い・・・

どうしてだろ?

熱でも出ちゃったのかなぁ?

『愛菜、熱くない?』

俊は私のおでこに手を当てた。

『熱いな。なぁココに着いた時から思ってたんだけど・・・』

『うん?』

『もしかして、妊娠してる?』

『へっ?』

妊娠?

妊娠・・・

妊娠!?

私が俊との子供を妊娠!?

『目眩がするとか、頭痛とか無い?』

『あぁ~最近たまに合ったかも。あと、吐き気が・・・』

『ぽいな。明日、病院行こ?』

『うん!』

『もし、妊娠してたら・・・』

『絶対に産むよ!』

俊の目には涙が溜まっていた。

『ありがとな。俺を父親にしてくれて・・・』

お決まりのセリフって感じ(笑)

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