クリスマスには君に。


「本当はもっと凄いのあげたかったんだけどね、バイト始めるのが遅くて、こういうのしか買えなかったの……」



申し訳なさそうに言う。


……それで、最近忙しかったの…?



「ごめんね?」


あたしは、首を横に振る。




「ううん、こっちこそごめんね。凄く嬉しいよ…。ありがとう……」





そして、彼の頬に、小さくキスをした。


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