5つの欠片

「出張」

隣でまぁくんがすやすや眠ってる。
可愛い、寝顔...
ちょっとだけ口が開いてて、たまにパクパク動く。



夢見てるのかな...?
楽しい夢でありますように...




あたしは少し乱れていた布団をかけ直した。
繋がれた右手が使えなくて、少し難しい。




ぱっと横を見ると、何事もなかったように寝てるまぁくんが見えて安心した。




長い睫毛...筋の通った鼻...
柔らかくて赤い唇...さらさらの茶色い髪の毛...




まぁくんを形作る全てのパーツが愛しい...
愛しくて苦しい...




好きよ...まぁくん...
ほんとに好き.........






天使のような寝顔を見ながら心の中で声をかける。
一瞬だけど、まぁくんが笑ってくれたような気がした。




目が覚めたら、隣にまぁくんが居てくれる...
それが嬉しくて、涙が出そうになった......








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