5つの欠片
落ち着いたジャズが流れるシンプルなバー《EVER》
ここを切り盛りしてるのが65歳のベテランバーテンダーである店長。
普段は優しい目で笑うとっても可愛いおじいちゃんなんだけど、お酒を作る時は目が変わる。
めちゃめちゃかっこよくて、男の俺でも思わず惚れそうになる。
店長の人柄と落ち着いた店内の雰囲気に女性のお客さんが結構多い。
櫂はお前のせいで余計に女の子が増えるんだなんて言うけど、俺はやっぱりこの店の雰囲気のおかげだと思うんだよなぁ...
このなんとも言えない居心地の良い空間を作れる店長はやっぱりスゴい。
「大地くんー!」
カウンターまで声が響いてきて目を向けると、さっきの亜衣ちゃんが手を挙げて呼んでいた。
カクテルのせいかほんのり顔が赤くなってる。
短くなったらしい茶色のくるくるに巻かれた髪がゆらゆらと揺れてる。
「ははは、姫がお呼びだぞ、大地。」
店長は笑いながらそう言って俺の肩をぽんっと叩いた。
「しっかり儲けてきてくれよ♪」
そして耳元で楽しそうにそう言い残すとグラス棚に移動し、ワイングラスを拭き始めた。
ここを切り盛りしてるのが65歳のベテランバーテンダーである店長。
普段は優しい目で笑うとっても可愛いおじいちゃんなんだけど、お酒を作る時は目が変わる。
めちゃめちゃかっこよくて、男の俺でも思わず惚れそうになる。
店長の人柄と落ち着いた店内の雰囲気に女性のお客さんが結構多い。
櫂はお前のせいで余計に女の子が増えるんだなんて言うけど、俺はやっぱりこの店の雰囲気のおかげだと思うんだよなぁ...
このなんとも言えない居心地の良い空間を作れる店長はやっぱりスゴい。
「大地くんー!」
カウンターまで声が響いてきて目を向けると、さっきの亜衣ちゃんが手を挙げて呼んでいた。
カクテルのせいかほんのり顔が赤くなってる。
短くなったらしい茶色のくるくるに巻かれた髪がゆらゆらと揺れてる。
「ははは、姫がお呼びだぞ、大地。」
店長は笑いながらそう言って俺の肩をぽんっと叩いた。
「しっかり儲けてきてくれよ♪」
そして耳元で楽しそうにそう言い残すとグラス棚に移動し、ワイングラスを拭き始めた。