ピンクの空
桜吹雪

「準備おっけ~!!」



久しぶりに制服を着て、全身鏡の前に立った。



『夏美~!!そろそろ行きなさいよ~』




お母さんの声が聞こえて、あたしは時計を確認する。




7時50分



「そろそろ行かないと遅刻するな。」




あたし、鈴木夏美。





春休みが明けて、今日から新学期の中学2年生。












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