ピンクの空
なんて思ってたんだけど、新幹線ではしゃぎすぎてたあたしは、バスの中で爆睡。
『ちっちゃい子かよ』
なんて突っ込みを何人にもされながら、あたしの寝顔はたくさんの人のデジカメに納まった。
『夏美~着いたよ』
ももかが起こしてくれた。
『お前、まじちっちゃい子?朝早くからはしゃいで疲れて寝るとか、うけんだけど!!』
通路をはさんでとなりの竜也が、あたしに向かってデジカメを見せてきた。
「それ、絶対消してね!!あと、絶対大森に見せないでね!!」
あたしはぷい、とそっぽを向いた。