ピンクの空


あたしはぷりぷり怒りながら整列して歩いた。




鎌倉の観光は、特に何もなくて、あたしたちは海で時間をつぶしていた。





『ホント何もないよね、鎌倉。』




海を見つめながらももかが言った。





「ほんとだよね。横浜と同じ神奈川だとは、思えないよね。でも、海きれい。」





『じゃあ、入ろっか!!』




「賛成~」






あたしたちは、紺のソックスを脱いで、海に足だけ浸かった。















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