ピンクの空



てなわけで今、あたしはお母さんのとなりで先生の話聞いてる。




『第一高校ですと、合格ラインには届いてますね。あと10点上げれば確実です。』




「はい。」





『第二高校だと、今のままで入れます。第一高校志望ですよね?』






変更したいっす。





『はい。』






となりでお母さんが笑顔で答える。




あたしの気持ちなんて届くはずもなく。














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