ピンクの空
『おっし、じゃあそろそろ部活行くか!!』
「んだね!!ばいばい~」
『じゃーねー』
一通り振り付けが完成した。
マイペース気味のあたしは、ぱっぱと準備してたあまねとのぞみに置いていかれて、1人ぼっち教室に残ってた。
それにしても、夕方の教室って好き。
最近、段々日長くなってきたから、この時間でも割と明るい。
古い校舎に差し込んでくる茜色の光が、すごくきれいで、記憶の中の景色を見ているような、不思議な気分になった。
すごく、懐かしい感じがする。