ピンクの空



どのタイミングで言おう、とか悩んでる間に、帰りのHRが終わってしまった。





いろんな女の子が、大森に頑張ってって声かけてる。





「あ~」




って適当に流すような返事の大森。




あたしも言いたい。




彼女じゃないのに、ちょっとヤキモチ妬いてるあたし。




「じゃ、俺は帰ります。」




まだがやがやしてる教室から、大森は一人で出て行った。





行っちゃった。




どうしよう。




どうしよう。















< 277 / 313 >

この作品をシェア

pagetop