ピンクの空


あたしが泣くことに、大森は、慣れてる。




あたし泣き虫だから、何かあるたび、いつもすぐ大森のところに行って泣いてた。




大森。




好き。




大好き。




言いたいのに、涙が溢れてきて、いえなくて。




めんどくさいなこいつって言われたら嫌だな。





1メートルくらい間を空けてたってる大森。





嫌な顔するってわけでもなく、あたしが落ち着くのを待ってくれてた。












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