ピンクの空
「大森。」
「なんでしょうか。」
「あたし。大森のこと本当に大好きだった。誰かに何か言われても、いやなところ見ても、やっぱり大森が好きだって。」
大森は、少し驚いた顔をした。
「大森はわかんないと思うけど、ありえないくらい、あたしは大森に惚れてんの!!」
あたしは、ちっちゃい子みたいにギャーギャー泣きながら言った。
「あたしは、大森に世界で一番幸せになってほしい。あたし、大森のこと好きになれて、大森と出会えて、幸せだった。一生分くらい幸せもらった。本当にありがとう。」
大森は、うつむいた。
こまるよね。こんなこといわれても。
「大森。本当にあたし大好きなんだ。だから、幸せになってください。」