ピンクの空


嘘でしょ??




付き合ってはいたけど、好きって言われたことはなくて。





はじめて言われた。





またあたしの目から滝みたいに涙が出た。





大森は、手であたしの涙をぬぐいながら言った。





「夏美の将来だから、邪魔したくなかった。」






そういうことか。





大森、あたしが大森のこと大好きなの知ってるから。





付き合ってたら、あたし志望校かえるかも知れないって思ったのかも。







まあ、あたしならありえた。









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