ピンクの空

学校の直前にある坂を登って、昇降口に向かった。



クラス替えの貼紙が貼ってあるところに、人が群がっている。




きゃーきゃーいって、ぶっちゃけうるさい。





あたしは黙って自分の名前を探した。




鈴木夏美・・・鈴木夏美・・・




「あった」




思いのほか早く見つかった。




2組。



< 3 / 313 >

この作品をシェア

pagetop