ピンクの空
『最終下校の時間です。準備をして帰りましょう』
放送が鳴って時計を見ると、時刻はもう6時を指していた。
「てか、大森部活抜けてきたんだよね?ごめんね!!」
『まあ、文句言われるだろうし、最悪の場合は大会出れないかもな。』
なんてな、とかいいながら大森は笑った。
「うそでしょ!!ごめんねほんとに。ごめん、あたしのせいで!!」
大森頑張ってるの知ってるから、試合出してもらえないなんてだめだよ、しかもあたしのせいだなんてさ。
『大丈夫だって。そもそも俺が勝手に聞いてただけだし。てか試合に出れないなんて、そこまでじゃないから』
「ごめん本当に。」