大嫌いなあいつ
「えぇーっと...。小林美波、小林美波...。ぅーん...。どこだろぉ??」

さっきから自分の名前がなかなか見つからなぃ。

もしかして忘れられたのかなぁ...。

ん?!あっ!!

「あったぁぁぁ☆」

1年8組だっ!!

どんなクラスかなぁ??

友達たくさんできるかなぁ??

私の胸は期待と不安でいっぱいだった。

あっ!!

そーいえば大ちゃんは何組だったんだろぉ??

8組ではないな...。

だって8組のクラス表には大ちゃんの名前がなかったもん。

私はキョロキョロと大ちゃんの姿を探す。

あっ!!いたっ!!

「大ちゃぁぁぁん!!何組だったぁ??」

「ん?俺?1組だったょ♪」

まぢかぁ!!

「めっちゃ離れちゃったね...」

何か寂しいなぁ。

「そぉだな。ま、俺は美波と離れられて嬉しいケド(笑)」

はっ?!

なんだそれーーー?!?!?!

「もぉ大ちゃんひどいよー!!」

「酷くてけっこー、こけこっこー(笑)」

「馬鹿ッ!!」

こうして私達はそれぞれのクラスに向かって行った。
< 4 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop