シンデレラに熱いキス


羽蘭からメールが届いた。

「大地いいら?どうよ桜乃!あんたさっき顔赤かったよW」

「………!」


羽蘭を軽く睨んだ
ニコって……ふざけんな

私は王子様としか付き合わないし好きになんない
羽蘭に返信しなきゃ
「赤くないし」
と返した
なんなの羽蘭は
「桜乃!ちょっときな」
えっいきなり
私は羽蘭に連れてかれ問い詰められた
この状況なんですか!?

「あんた大地くん好きでしょ?」

ニヤニヤとしながら羽蘭が聞いてくる
「なっなんで?好きじゃない私は王子様にしか恋しない」
「じゃあなんでそんな顔赤いのよ」

なに言ってんの!?
「あっ赤くないし」
「桜乃…一目惚れしたね……」

「…………?」

なに一目惚れんなわけないし…
「あっあたし恋したことないし」
「ふーんでも自覚したら?」

聞いてます?あたしの話

「心臓ドキドキしてない?


確かにしてるけど関係ないでしょ

「だっだからなによ」

「それが恋なの!頑張って協力するし」

おーい羽蘭さん?

「よしっ戻るか」

おーい

「羽蘭なにしてたの」

健太くんどんだけ……

「ごめん健太っ桜乃がぁ悪い」


ええ人のせいにしないでよ
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