先輩の彼女










・・・・・・いつもは由佳先輩のもの

あたしのはいる隙間なんてないけど









今隣にいる先輩くらい、あたしに独り占めさせてください








この瞬間くらい













「・・・・・あ、家ここですっ」







こんなとき、家がもっと遠くにあったら

よかったのに、なんて思ってしまう







「・・・・あ、ありがとうございましたっ」



「あぁ」





なんていいながら先輩はさっき来た道を

戻っていった



< 46 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop