君想ふ聖夜


一人では乗り越えられない寒さは、誰かとなら乗り越えられると感じるから。

静綺は、整った顔を聖に寄せた。

リップ音が聞こえてすぐに離れる。


「メリークリスマス。」


君が居てくれて良かった。





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