愛玩~夢幻の秘密~
プロローグ


「オマエの存在価値?」


冷たい言葉に、冷酷な目で蔑(さげす)まされる。


「だって…」


ギュッと胸をつかんで。


その先の言葉を飲み込んだ。


「そんなことを知りたいのか?」


バカバカしいと言わんばかりに、フッと鼻で笑った。


「あたしは鷹都(たかみや)の…」


ドクン…

ドクン…


痛いくらい心臓が鳴っている。


なのに…


鷹都の突き刺さるような冷たい視線。


フゥ〜っとため息混じりに一呼吸すると。





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