愛玩~夢幻の秘密~
この光景がほぼ毎日。
呆れないはずもない。
「違うってば!!連絡とって呼び出して、ヤリ捨てしてるんだよ!?おかげで友達には文句言われるし、苦情係じゃないっつうの!!友達いなくなるでしょ?」
一気に文句を言い終わると、呼吸を荒くしながら半分泣きそうな目。
まぁ…見た目は王子様みたいな柚夢だけどさ…。
初めて会った時の印象のまま。
ホント、軽いんだよね。
そのイケメン具合を利用して、人の友達をもて遊ばないで欲しいよ。
「…ブホッ!!!!」
郁人が飲みかけたコーヒーを吹き出して咳き込んだ。