愛玩~夢幻の秘密~

心とは正反対に。


カラダは反応して。


鷹都から与えられた熱に落ちていく。


「ねぇ…このカラダを醜くしたら?そしたら鷹都はもう、あたしを手放してくれる?」


隣で眠る鷹都の耳に。


小さな…小さな声でささやいた。


そして向けた視線の先は机の引き出し。


気づかれないようにベッドから抜け出して。


そっと引き出しを開けると。


カッターナイフを取り出した。


「こんなカラダ、切り刻まれて醜くなっちゃえばいい。」


ポツリとつぶやくと。


カチッ

カチッ


ゆっくりとカッターナイフの刃を出した。

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