愛玩~夢幻の秘密~
「いいだろ?妹なんだからさぁ。」
ニッコリ笑ったその柚夢に、目の前の熱いコーヒーを振り掛けたくなる。
「いや…柚夢兄…中学3年生は…犯罪だろ?」
コーヒーにむせながら、口元が引きつってる。
「安心しろって、その子のお姉ちゃん…高校生以上を紹介してもらってるから。」
ケロッと答えてるけど。
25歳が高校生って、立派な犯罪じゃん!!
「そういう問題じゃないだろ?」
「いいぞ!!郁人!!もっと言ってやって!!!」
やっぱり、郁人はいつでもあたしの味方だ。
初めて会ったあの日から。
いつもあたしのそばにいてくれたのは郁人だった。