愛玩~夢幻の秘密~

「お子様って言わないで!!だって、鷹都ってどう見ても怖そうじゃん?」


眉間にシワをよせて。


ムスッと口をとがらせた。


いつものあたしを演じてる。


「怖そう…葵織ちゃん、まだそういう扱いなんだ。てっきりこの間ので…。」


言いかけた時。


「おいっ!!」


急に郁人が大きな声でさえぎった。


「あ…まあ、まだ子供ってことだ。」


柚夢もいきなり口ごもって。


「ねえ、この間って何?」


いつのこと?

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