愛玩~夢幻の秘密~
「えっ…!?」
胸元を見ると、ボタンが3つ開いてる。
慌ててブラウスを握りしめた。
「それってさ…。」
「なんでもない。」
柚夢に聞かれる前に答えた。
「なあ、ちゃんと答えて。」
あたしの隣に座ると優しく頭をなでた。
「だから、何でもないってば。」
柚夢の手を振り払うように。
フイッとソッポを向いて笑った。
「何でもなくないでしょ?これって、ちょっと引っかいちゃったとかのレベルじゃないでしょ?」
柚夢の手が、ブラウスを強く握りしめる手を包んだ。
「ホント…何でもないから。」
一層、ブラウスを握る手に力が入る。