愛玩~夢幻の秘密~

「約束って…。何で隠してた?」

「約束の話を聞いたら…全部話す。」


話の続きを聞きながら。


上手く言い訳考えなきゃ。


こんな形で柚夢にバレるなんて思ってなかったから。


…変な勘違いしてるし。


適当に理由がつけられれば、上手く切り抜けられそうだから。


「あ…ああ…。」


まだ動揺が収まらないみたい。


「ほら、約束でしょ?」

「あ…うん…パーティーの日、覚えてるか?」


動揺を抑えながら、ゆっくりと話し始めた。


「うん。」


…この傷だって、その日からが原因なんだけど。


「俺も郁人も…アニキも驚いたよ。」

「鷹都が?」


あたしが…


キレイだって?


「アニキが来てすぐかな?普段、表情なんか持たない人が、固まってた。」

「どうして?」


何かあったのかな?

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