愛玩~夢幻の秘密~

パタン…


ゆっくり閉まったドアの中。


一歩ずつ近づいてくる。


「あの…。」


ドクン

ドクン

ドクン


鷹都が近づいてくるたび。


激しい動悸が襲ってくる。


「…貧血だけか。」


ベッドに座ると、スッと手が上がって。


殴られる!!


絶対、さっきの見られたんだ。


そう覚悟して、ギュッと目をつぶった。
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