愛玩~夢幻の秘密~
ピタッとオデコに当てられた手。
「あ…うん。」
なんか…拍子抜け。
「これでも食べて寝てろ。」
目の前に置かれた真っ白い…イチゴ?
「あの…これは?」
「嫌いか?」
「そうじゃないけど…」
どうしてイチゴなんか持てきたの?
しかも真っ白なんて珍しいのに。
「だったら、食べて寝てればいい。」
「あ…ありがと。」
どうしちゃったの?
いきなり差し入れなんて。
「ついでだ。」
ポンと頭をなでると、そのまま部屋から出て行った。
なんか…
戸惑うしかできなくて。