愛玩~夢幻の秘密~
どうしていいか分かんない。
ジッと目の前に置かれたイチゴを見つめてた。
まさか…毒入り?
真っ白いイチゴなんて見たこともないし。
恐る恐る、イチゴをひとつ手に取って。
パクッと一口食べた。
「…甘い。」
口の中に甘さだけが広がって。
ついでにしては…おいしいイチゴ。
まさか。
あたしのために?
でも、偶然だったんだよね?
携帯忘れて帰ってきたら、あたしと柚夢がいただけ。
でも…
こんな珍しいイチゴ。
持って帰ってくる?
それとも、誰かから貰った?
ああ~!!
もう考えても分かんない。
…そうだ。