愛玩~夢幻の秘密~

「どうした?イチゴは飽きたか?」

「えっ…?違うけど。」


鷹都には聞けない。


柚夢から聞き出したなんて。


部屋に鍵をかけてるくらいだもん。


教えてくれるはずないよね。


「…そうか……それならいい。」


大きな手で頭をなでた。


「た…鷹都は?」


何か話さなきゃって思って。


「ん?」

「イチゴ…嫌いなの?」


沈黙の空気が重くて。


恐る恐る聞いてみた。

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